信天翁航海録
伝奇、サスペンス&感動ゲー信天翁航海録の途中&更新版完全レビュー
信天翁航海録のレビューと感想。途中経過 完全版更新!
完全版レビュー更新済みですが、途中レビューも残しておきます。以下
ルート別で考えるなら1ルートも攻略していない状態で話の先も見えない状態なので、信天翁航海録
が「いい作品であるか否か」は未だ判断しかねるところではありますが、途中でもレビューを書く必要性に駆り立てられたのでとりあえず以下。
まずこの作品は「エロゲー」として語るには少し違う感じがするかもです。私も人生の中で「小説」と呼ばれる読み物は何冊か読んだことがありますが、小説を読んでいる感じがします。
オフィシャルにもちゃんと「サウンドノベル」と書いてありますが、エロゲーの中でサウンドノベルと呼ばれている作品のなかでも「読み物」の要素が非常に強くサクサク進めるテンポのいいゲームではありません。
キャラに関しては、誰一人としてまともな思考回路のキャラがいないという破綻した設定の中で進んでいくシナリオの上なので個性は強烈かつ引き込まれる感はありますが、一般的にエロゲーでキャラ萌えあっての感情移入が生まれるかはこの先プレイしても生まれるかどうか不明。
船長に関しては萌える人も居るでしょうし、テキストとシナリオでその方向に持って行けるキャラではあると思いますが、いかんせん方向性としてそっちには持っていこうしていないかと。クロのキャラは今までにない魅力でダメダメのボロボロだけどなんか好き。
現状シナリオの行く末には引き込まれていますが、腰を据えてじっくり読みたいので時間がまとめて取れそうのない時期はストップしたほうがいいかな~と思ってます。
自分が小説なんか滅多に読まないせいか、語彙の多い文章は非常に読むのに時間がかかるため、この辺は正直サクサク軽く読み進めるテキストが好きな人は毛嫌いするかもしれませんし、実際問題若干鬱陶しく感じることがあるのが残念。
と言ってもこれは私の読解力や語彙の乏しさが招くものであって、読みにくさは癖のある文章というわけでもない。楽しみであり良作の臭いを感じるが、時間のないときにちょこちょこ進めていくようなゲームではないと感じています。
「信天翁航海録」の大まかな感想と批評
途中レビューでじっくりと読む必要のあるサウンドノベルと書いたとおりで腰を据えてじっくりプレイするのに適しているかと思います。
反面さっくり軽く楽しみたいという人にはテキストがまどろっこしく感じてイライラすることかと思います。感覚的にはエロゲというよりも読書するつもりで望んだ方がいいかと思います。
私自身語彙が豊富な人種ではないので正直プレイするのに若干ストレスを感じましたが、後半になるにつれて引き込み感が半端じゃないです。
活字が嫌いな人は引き込まれる前の前半でギブアップもあり得るかもしれませんが、絶対に最後までやってほしい!と思う作品です。
個別ルートはある程度独立した話になっておりますが、共通ルートで感じる謎を回収するには個別ルートを見なければ解けていきませんし、最後のルートに収束していくシナリオはー感嘆ものです。
軽くサクサクできるゲームではないものの噛み締めていくうちに味が出る、引き込まれる世界観とテキストのゲームです。語彙が豊富な人はかなり楽しめるでしょう。
余談ですが、テキストの言い回しが難しいだけでシナリオが理解不能だったり分かりにくい訳ではないです。ぶっちゃけるとキャラの会話を押さえておけば状況描写のテキストは斜め読みでもOKかな・・・。
総評まとめ。CGは独特で選り好みしそうな感じですが、汚いわけではなく味がある。個人的には作風にマッチングしていてかなりよかったと思う。気になる人はオフィシャルのHPで確認しておいた方がいいと思います。
キャラデザに関しても同様ですが立ち絵のレベルも高かったと思います。シーンCGに関しても同じ。ヌキゲーではないので雰囲気を楽しむCGしては一流だと思います。
キャラに関しては全キャラ個性全開(悪い意味で)笑。揃いも揃って色んな意味で凄まじいダメっぷりを発揮するヒロイン。そして主人公が一番どうしようもない。この作品の肝ですが。
たぶん主人公に関しては特にいい印象を持たないと思いますが、終わるときには(だがそれがいい)という状態になっていること請け合いです。
シナリオにかんしてはジャンル的には伝奇&SF&サスペンスと言う感じでしょうか、それが独特のテキストによる描写によって色づけられていると言う感じです。
音楽にしても数は少ないもののBGM、OPともにまさにこのゲームとキャラのために作られた雰囲気のある音楽に仕上がっています。
音楽、シナリオ、キャラ、CG、テキスト、全てが徹底的に作風と言うもの醸し出している素晴らしいバランス。それだけに人を選ぶ感じはします。
評価点数
キャラ 14/15点
キャラデザもキャラの個性も人を選ぶこと間違いなしです。受け付けなければ徹底的にダメな作品になってしまうと思いますが、私的には後半になって初めて好きになるキャラが多かったです。
それぞれ何かを抱えていますで、何かを感じてキャラを噛み締めるのも一興かと思います。そのうち萌えれます。
なぜかクロに萌え。密航者のおぱーいの形がエロすぎ。
音楽 9/10点
音楽にかんしては曲数が少ないですが、一曲一曲印象に残るものばかりです。なによりシーンやキャラクターの印象を大きく左右している。。
CG 14/15点
正直手抜きなのか、味を出すためなのか分からない部分もあったりしますが、基本的に「綺麗」と直感するCGはありません。人物然り、背景・無機物然り。
ただテキストやキャラから滲みだす雰囲気にこれでもか!というほどマッチングしたCGでした。CGで生み出す世界観という意味ではハイレベルなCGだったかと思います。その意味での高得点。
システム 9/10点
サウンドノベルということで文字数が多くなりテキストが画面を埋め尽くすのは仕方がないですし、テキストの展開方向や位置、大きさを変更できるようなシステムは評価します。
しかーし段落ごとに行を空けるとか、細かく文章を展開させるとか工夫してほしかった。行間詰め詰めで活字に慣れていない私はウンザリというか読みにくいと感じた。
ディスクレス可能。致命的な不具合はありません。
エロ 12/15点
エロく感じる人にはエロく感じるのかもしれませんが、シナリオの展開と雰囲気からして「純愛」のエロシーンではなく、官能小説をイメージさせるテキストと挿絵といった印象。
絵の塗りからしてエロ度はソコソコ高いかと思いますが、オカズとしては人を選ぶかな?といった印象を受けました。感情移入的に無理っていうか。
シナリオ 20/20点
まさかの展開?ある意味予想できた!?どちらとも言えますが、前半のテキストうざ~な気持からは想像できない引き込み感で世界観に飲み込まれていった。
後半になってごたごたしてもったいないゲームが多かったので、後半になってドンドン引き込む感じが味わえたのは良かった。ただ・・・消化しきれてない設定があるのか、私の考察が足りないのか?といった部分は残った。
ただ作品の「テーマ」は感じ取れたし、完全に消化していると思う。あんまり書くとネタばれ要素が出てくるが感動できた。後読感が良い。もう一度最初からプレイしてみたくなるシナリオ。
テキスト 9/10点
多分賛否両論。私的にはこのテキストが良かったのか悪かったのか判断はしかねるものの、読みにくかったし読むのに調べた部分はいくつかあって時間はかかりました。
ただ物語を・・・世界観を演出するにあたって大部分を占めていたのはテキストの力だというのも確か。
世界観を劣化させることなく、もっと読みやすいテキストだったらな~と感じないこともない。最後のほうはだいぶ慣れましたが。
個人補正(最高+15点)2/15点
世界観の演出に2点加点!いろんな要素が絡み合っていると思います。どこかの評価要素が特化した結果ではなく、複数要素で作り上げた世界観はまさにマジック。
総合評価 89/100点
伝奇、感動ゲーとして信天翁航海録 は89点の評価です。
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